オフサイドって何??
点が入ったのに、何故かノーゴールに…なんで??
前に調べたけど、良くわからなかった…
こんな方の疑問を解決します。
○本記事で、少し豊かになるポイント
オフサイドとは (サッカー初心者向けルール解説)
○はじめに
気がつけば、サッカー観戦歴が20年以上…
多くの人に、サッカーの楽しさを伝えたいと思い投稿します。
ここでは、どこよりも理解しやすいオフサイド解説を目指して作成していきます。特に、2020年からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入され判別のタイミングなども変わりました。
スタジアムで観戦する前に一読して頂ければ、幸いです。
オフサイドとは 待ち伏せを防ぐルール
結論から書いてしまえば オフサイド=待ち伏せを防ぐルール
え、これだけ??と感じるかもしれませんが、これが全てです。
サッカーの待ち伏せって何??となると思いますので、説明を記述していきます。
サッカーは、得点を多く決めたチームが勝ちです。では、どうやったら得点が入る可能性が高いでしょうか?⇒相手ゴールの近くで待機して、ボールが来たらシュートする!!
これが1番簡単です。この文章でピンと来た方もいるかもしれませんが…
相手ゴールの近くで待機=待ち伏せ に当たります。これを防ぐのがオフサイドです。
オフサイドの判定 いつ、だれが、どこに
では、どこに居たら待ち伏せになるの?と疑問が出ると思いますので、解説していきます。
ここでは、いつ、だれが、どこに、という点が重要になってきます。
味方がパスを出した瞬間(いつ)に、他の味方選手が(だれが)、相手GKを除いた相手選手より相手ゴールに近い所にいる(どこに) ⇒ ボールを受けたら、オフサイドです!!
上の図は、左のゴールに攻めるオレンジのDという選手が、パスを出した瞬間です。味方の選手(A,B,C)が判定の対象になります。相手GKを除いた相手選手より相手ゴールに近い所にいる(オレンジに塗られている部分)にいる選手がオフサイドになるので
⇒A,Bが、ボールを受けたらオフサイド!!
Cが、ボールを受けたらオフサイドではない!!
となります。
!注意1!
蹴った瞬間が判定基準になるので、ボールを受けた場所は関係ありません。
上の図の状態でCが左に走った結果、ボールを触ったのがオレンジに塗られている部分内だとしてもオフサイドにはなりません。
逆に、Aがオレンジに塗られている部分から、右に移動して緑のエリアでボールを受けたとしても、オフサイドになります。
!注意2!
ボールを受けるとオフサイドですが、オレンジの部分にいるだけではオフサイドになりません。
Dがそのままシュートをしてゴールに入った場合は、オフサイドにならず得点が認められます。
ただ、相手ゴールキーパーが触ってこぼれたボールや、ゴールポストに当たって返ってきたボールを、Aが蹴ってゴールに入った場合はオフサイドになります!!
オレンジに塗られている部分=オフサイドポジションと呼ばれますが、ただの名前なので覚える必要もありません。
オフサイドの例外 (2つ)
上記の説明で完璧って言いたいのですが、どうしても例外があります。
・例外1 既にボールが敵陣深くにある場合!!(オフサイドにならない)
上の図は、先程とボールを持っている選手が違うだけです!!(DからAに代わってます)
この時のオフサイドポジションは、オレンジに塗られている部分となり、オフサイドになる選手はいません。
最初の説明のみだと、Bがボールを受けたらオフサイドじゃないか?という判断になりますが、実際はオフサイドにはなりません。相手の選手よりも、深い場所まで既に侵入している状態なので、待ち伏せというイメージからも外れると思います。このような場合は、Aの場所が基準となりオレンジに塗られている部分にいる選手がオフサイドになります。(この場合、該当選手なし)
この考えを持つと、コーナーキックにオフサイドがないのは、納得できると思います。
※キック後に、味方がボールを受けて更にパスすることで、オフサイドになる可能性はあります。
・例外2 待ち伏せして、味方が得をした場合!!(オフサイドになる)
ボールを受けたらオフサイド!!という表現をしましたが、ボールに触らなくてもオフサイドになることがあります。オレンジに塗られている部分にいる(待ち伏せをする)ことで、味方が得をする事があればオフサイドです。
よくある例 ⇒ 相手ゴールキーパーの視界を遮る!!、相手選手の進路を妨害する!!
どこまでが得をしたと判定されるかは、レフェリーに委ねられるので判定により試合の明暗が分かれる事もよくあります。
VARとオフサイドの関わり (より公平に、より楽しく)
2020年からJリーグにもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入され、オフサイド判別のタイミングなども変わりつつあります。こちらについても記事を作成しようと思いますが、今回はビデオ判定が導入されたと思って下さい。
このVARが導入された結果、プレーが続く事が多くなると予想されます。オフサイドかどうか微妙な判定の場合は、とりあえずプレーを続けて得点が入った際にVARでオフサイドの有無をしっかりと確認する。これは、レフェリーがオフサイドと判断したが、実際はオフサイドではなかった…といった誤審を避けるためには、有効な判断です。
この様に、VARを活用する事でより公平な判定が可能となります。またプレーが止まる回数が減るため、よりエキサイティングな試合を見る事ができます。VARの導入により、より公平でより楽しいサッカーが繰り広げられます!!
まとめ
・オフサイドとは、待ち伏せ防止のルール
・オフサイドの判定 いつ、だれが、どこに
味方がパスを出した瞬間(いつ)
他の味方選手が(だれが)
相手GKを除いた相手選手より相手ゴールに近い所にいる(どこに)
⇒オレンジに塗られている部分にいるA,Bが、ボールを受けたらオフサイド!!
・例外もある…
敵陣深くに既に入り込んでいる(オフサイドにならない)
待ち伏せして得をする(ボールを受けなくてもオフサイド)
・VARで、より公平に、より楽しくなる!!
誤審がなくなる。
プレーが止まる回数がへり、よりエキサイティングな試合になる。
最後に
今回はオフサイドを解説しましたが、サッカー観戦には細かいルールや選手の情報なんて必要ありません。スタジアムの空気を肌で感じて、好きになって貰えれば嬉しいです。
もちろん、ルールや選手について知ることで、より楽しめると思うので、今後もルールなどに力を入れて更新していきたいと思います。
コメント